平成21年、決着の夏。政権交代で未来に誇れる日本へ!

 天下分け目の第45回衆議院総選挙。
  4年前の郵政選挙による小選挙区での敗北以来、待ちに待った瞬間です。私にとり小選挙区の議席奪還も至上命題ですが、何よりも、一挙に政権交代で長く続いた停滞の政治に決着をつけねばなりません。
 
  それは、単に前回選挙から4年間の政治を総括するものにとどまらず、1994年細川政権崩壊による本格的な改革が挫折して以来、15年にわたる「惰性の自民党政治」を一刀両断する結果を出さなければなりません。

 16年前、民意は明確に自民党の一党支配を拒否しました。米ソ冷戦を勝ち抜き目覚ましい経済発展を成し遂げた自民党は、90年代初頭までに「発展途上国型」の国家経営を見事に完成させました。しかし、世界経済がボーダーレス化し、日本社会が成熟化(少子高齢化の進展)する中で、日本はいよいよ「先進国型」の国家経営が求められるようになっていました。
 
  120年続いた官僚主導の中央集権を改め、業界団体中心の利益配分中心の政治から、国民・生活者が真の豊かさを実感できる政策を展開する新たな政治のリーダーシップが求められたのです。その時代背景と国民の期待を一身に背負って熊本県知事から中央政界に進出したのが細川護煕さんでした。93年の総選挙の結果、非自民勢力が勝利し、自民党は38年ぶりに下野しました。
 
  細川政権は、圧倒的な民意を背景に矢継ぎ早に改革に着手しましたが、結局8カ月で倒れ、続く羽田政権も短命に終わり、政権復帰の執念に燃える自民党によって改革は11カ月足らずで頓挫させられてしまいました。その後の自民党は、政権維持のために手段を選ばず、社会党まで抱き込んで、業界団体を中心に集票マシーンへのバラマキ・テコ入れを徹底的に行いました。

「失われた15年」で完全に世界から取り残された日本

 それから15年。日本はどうなったのでしょうか。まず、この15年日本経済はGDP500兆円のままぱたりと成長を止めてしまいました。(同時期に、中国の5倍を筆頭に他の主要国は、その経済力を2倍3倍4倍に拡大しました。)
 
  その間に、自民党が加速させた利益誘導政治によって国と地方の借金はGDPの倍に膨れ上がり、年金制度は崩壊し、農村は破壊され、自殺者は毎年3万人を超え、教育力も急速に衰えてしまいました。医療や介護の現場も危機的な状況で、国民の将来不安は拡大の一途。そこに襲いかかってきたのが昨秋のリーマン・ショック以来の100年に一度といわれる世界同時不況の荒波でした。
 
  しかし、自民党政権は、猫の目のようにクルクルと総理大臣を代え政権にしがみつくばかりで、統治能力を完全に喪失してしまいました。かくして、政権交代を望む声が燎原の火のごとく全国に広がっているのはごく自然の成り行きと言えます。

今度こそ政権交代で、「未来に誇れる日本」を創ろう!

 そこで、私たち民主党は、官僚主導の中央集権から政治主導の地域主権へ、業界団体中心の利益誘導の政治から生活者主権の確立を目指し、先進国型の国家経営にフル・モデル・チェンジすることを高らかに宣言し、総選挙に臨んでいるのです。そして、民主党政権の下で、環境エネルギー、再生医療、宇宙開発、ロボットなどの革新的技術を中心に、自動車や半導体に代わる新たなリーディング産業を創出し、日本を再び経済成長軌道へと復帰させ、世界経済の牽引国として巻き返し、活力ある日本を復活させるのです。
 
  そのためにも、この夏、積年の腐敗としがらみに淀んだ政治を一掃し、必ず政権交代で決着をつけてまいります。この国の主権者である皆さんのお力を、ぜひともお貸しください。一緒に、堂々たる「未来に誇れる日本」を創ってまいりましょう!

  前衆議院議員 長島 昭久 拝